家族信託で家族の財産を守る
家族信託という言葉をご存知でしょうか?
家族信託とは、財産を管理する方法の1つで、委託者が信頼できる家族に資産の管理を任せることをいいます。
たとえば、
今まで大きな病気もされたこともなく健康でお元気であった方がいたとします。
しかし、ある日ケガや病気を患って急遽入院しなければならないことも全くないとはいいきれませんし、突然亡くなられてしまうことがあるかもしれません。
近年大きな問題となっていることとして、親の介護と相続対策が挙げられます。
介護を受けているご本人の判断能力が低下することによって、多額のお金を引き出してしまったり、お金を引き出し方がわからなくなってしまうことも想定されます。
親の介護をされているご家族は、認知症の症状が進む前になんらかの対策を行わないと、意思表示ができない状態となってしまってからは相続対策もできませんし、土地を売却することもできない事態になってしまう恐れがあります。
このような事態を避けるために、財産を管理する権利を家族に移行することができる仕組みが家族信託です。
認知症はあっという間に進んでしまうこともあります。
また、意思表示や判断ができる状態であるうちに、財産の管理者となる信頼できる家族に託すというご本人様のご意向を尊重できるところも家族信託のポイントとなります。
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2021.04.20